愛の直球勝負
忘れ物
【剛】



俺の名前は岩田 剛(いわた つよし)


森石中学校1年生



今日は入学式




小学校の友達はみんな私立中学校を受験して、
この学校に入学したのは俺とあまり話した事のない奴らだけ



「剛~、今日は入学式だから早く出掛けなさい」



「分かってる」



俺は急いで朝食を食べ家を出た。



家から学校まで徒歩で25分



やっと学校に着いた。
さすが中学校だ。


すごい人の数。



体育館らしき建物の近くに行くと、この学校の教師らしき人がクラス表を持っていた。



俺はその紙をもらい自分の名前が書いてある教室へ向かった。



「ここが俺の席か」

と言いながら自分の机の上に鞄を置いた


辺りを見ると顔見知りの人はいなくて俺は窓の外を眺めていた。



5分後担任らしき人が入ってきた。


「全員席に着け~」

その合図でみんな席についた



「もうすぐ体育館で入学式があるから移動する準備しろよ」



クラスの皆は持っていた体育館シューズに履き替え始めた



俺も自分の鞄から体育館シューズを取りだし履き始めた時、

「あれ、体育館シューズがない...」
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