愛の直球勝負
【綾】



剛くんが指さした所は私の家から約100mぐらいの距離にある、昔、よく買いに行った駄菓子屋だった。


けど最近行ってなかった。


「じゃあ私はここだから。」


「じゃあまた明日。」


「剛くんは朝何時に家出てる?」

勇気を振り絞って聞いてみた。

「う~んと、8時かな。」


「じゃあ明日8時に迎えに行く!」


「いいよ、別に。」


「1人で学校行くのは楽しくないから。絶対迎えに行くから!じゃあね~!」


そう言って走って自分の家に帰って行った。


やった~!明日の朝、剛くんと登校だ~。

「ただいま~!」


「お帰り。ご機嫌だね。」


「良いことあったもんね~!」


私はニヤケが止まらず自分の部屋に入った。


思い出すだけで心がドキドキする。


私は夕食を食べ、風呂に入り、早めに就寝した。
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