愛の直球勝負
剛くんは私の手を取り、起き上がろうとした。



しかし、剛くんの力が予想外に強く、私が引っ張られてしまった。



「わっ!!」


二人して地面に倒れこんだ。



「痛って~、ちゃんと引っ張れっ....て...」



なんと私は剛くんの上に乗っかっていて、顔が近く、お互いの距離がキスができそうな距離しかなかった。


「ご、ごめん///」


私は顔を赤くしながら、さっと起き上がった。


昨日、剛くんにアピールしようと決意したのに朝から、こんなに胸がドキドキしていたらダメじゃんと思っていた。



剛くんは何とか自力で起き上がった。


「ねぇ、起き上がらせてくれるならちゃんと引っ張って...」



「ごめん,先に行くね///」



「おい、ちょっと待て....痛って~」


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