愛の直球勝負
【剛】



周りがうるさい。



でもそんな事で怒る気はしない。



気にしなければいいんだ。



それにしても、なんかすすり泣く声が聞こえる。
誰か感動で泣いているのかな?



周りを見渡して見ると



なんと体育館シューズを貸した女子が隣を歩きながら涙を流していた。



俺は仕方がなく体育館の出口を出てから体育館裏に連れていった。
         

自分のハンカチをその彼女に渡し、



「どうしたんだよ」


理由を尋ねてみると涙ながら彼女は、


「だって...私が体育館シューズを忘れたから.....

あなたが周りから色々言われて....

ごめんね....」


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