そして優しい嘘を言葉に
「美雪? どうする? さっき、お父さんとお母さんには話して、OKはもらったけど?」



お兄ちゃんの言葉に、ハッとした。



「分かった、行くよ。希未と真実も誘ってみる」

「ああ、よろしく。じゃぁ、試験、頑張れよ」

お兄ちゃんはそう言って、部屋を出て行った。



どうしよう……いいのかな?

多分、そう。

大村さんに電話して、確認してみようかなぁ。



そう思って、携帯を手にした時だった。



♪~♪~♪

着信があって誰からか確認すると、タイミングよく大村さんからだった。

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