そして優しい嘘を言葉に
まだ、続きを話してくれないの?

何か、私、余計な事を言ったかな?



そう思ってから、ハッとする。



『こうして時々会えるし』って言ったけど……もしかしたら、ここから通えないような、引っ越さなくてはいけない位、遠い場所だったりするのかな?



涼の後ろ姿を見つめる。



本当は、想像出来ない。

涼が居ない学校。

涼と学校で再会してから、毎日のように学校で会っていたから。

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