そして優しい嘘を言葉に
えーと……なんとか誤魔化そう、うん。



「あの、楽しそうだよね、みんな」



あれっ?

私の言葉で、隆志先輩と登先輩は目をパチクリした。



えっ、何か変な事、言った?



すると、真実がクスッと笑った。



「美雪」

「何?」

「今、滑って来たのって、沖野先生と大村さんの2人だけで、まだ他のみんなは来てないよ?」



ドッキーン

う、嘘っ!? そう言えば、涼しか見てなかったから、気が付かなかった!

もしかして、墓穴掘ってしまった?

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