そして優しい嘘を言葉に
2階から階段を降りてすぐの場所にある休憩スペースは、2階と同じにイスとテーブルがあって、4人位座って話せるようになっていた。

その休憩スペースだけ、淡い電気が点いていて、何時でも使えるようにしてあった。



その横を通り過ぎて、キッチンへ向かい、廊下から直接入れるキッチンのドアを開けた。



あれっ?



キッチンとフロアの間にはドアが無く、アコーディオンカーテンで仕切られているだけだったんだけど……フロアの方から、話し声がする。

内容までは聞こえないけど、何人か居て盛り上がっている感じがする。



ちょっと気になったけど、取りあえず冷蔵庫を開けてミネラルウォーターを取り出し、グラスへ注いだ。

そして、それを飲んでいると。

< 220 / 430 >

この作品をシェア

pagetop