そして優しい嘘を言葉に
「ちょっ、ちょっと!」

私は頭からジャケットを取って、抗議しようとした。

すると。



「そんな格好でウロウロしてんじゃねぇーよ!」

目の前に居る涼は、怒ってそう言った。



「涼。大事なのは分かるけど、可愛い生徒をそんな怒り方するなよ」

小泉さんがなだめるようにそう言った。



「そうだぞ。別にスケスケのキャミで露出全開、って訳じゃないんだから……まぁ、俺的には、パジャマでも十分OKだけど」

松本さんがそう言うと……。



「こんな色気の無いパジャマ姿がいいなんて、おまえはロリコンかっ!」

涼が松本さんに向かって、不機嫌に言い返した。

< 226 / 430 >

この作品をシェア

pagetop