そして優しい嘘を言葉に
「すみません、遅れた上にお手伝いもしないで」

「大丈夫、何も手伝う事なんてないから」

私の言葉に大村さんがそう言った時。



ガチャッ

「おはよう」

廊下に繋がるドアが開いて、涼が挨拶をしながら入って来た。



「おはようございます」

私と弥生ちゃんも挨拶をした。



涼がこっちに近付いて来る姿を見てたら、またあくびが出そうになった。



「「ふぁ~」」

眠い……。



「ぷっ」

えっ?

急に笑い声がして見ると、弥生ちゃんと大村さんが笑顔で私の事を見ていた。

< 271 / 430 >

この作品をシェア

pagetop