そして優しい嘘を言葉に
そうだよね。

私の場合、特に初心者なんだから、暴走しちゃうかもしれないし……。



涼の事を今考えていても、仕方無い。

後で体調を見て、質問できそうだったら訊いてみればいい。



「登先生、改めてよろしくお願いします」

そう言って頭を下げた。



「『先生』って……まぁ、いいや」

登先輩は苦笑いをして、そう言った。



「よし、じゃぁ次やるよ?」

「はいっ!」

私は返事をして、続きを教わる事にした。



   ☆   ☆   ☆


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