そして優しい嘘を言葉に
基本的な事を教わって、リフトを使わないで行ける程度の緩い所で滑っていたけど、『1回低い方のリフトに乗って上から滑ってみよう』と言われ、自信は無かったけど上まで行った。
「そうそう、ゆっくりでいいから」
恐る恐る滑る私の後ろから、登先輩の声がする。
こんなスピードじゃ、歩いた方が早いよぉ。
でも、怖くてスピードを出せない。
途中、私達を避けるように、上級者の皆さんが滑り降りて行く。
皆様、邪魔してごめんなさい!
それでも、登先輩が根気強く丁寧に指導してくれるので、なんとか滑ってみよう……と言う気持ちにはなっていた。
その時。
私達のすぐ横を、誰かが猛スピードで滑って行った。
「そうそう、ゆっくりでいいから」
恐る恐る滑る私の後ろから、登先輩の声がする。
こんなスピードじゃ、歩いた方が早いよぉ。
でも、怖くてスピードを出せない。
途中、私達を避けるように、上級者の皆さんが滑り降りて行く。
皆様、邪魔してごめんなさい!
それでも、登先輩が根気強く丁寧に指導してくれるので、なんとか滑ってみよう……と言う気持ちにはなっていた。
その時。
私達のすぐ横を、誰かが猛スピードで滑って行った。