そして優しい嘘を言葉に
「ふぁ~」

ホッとしたら、気が抜けたのかあくびが出た。



そう言えば、弥生ちゃんと遅くまで話していて、あんまり寝ていなかったんだ。



相変わらず私の頭を撫でる涼の手の温もりと、『スース―』と規則正しいリズムの涼の寝息を聞いていたら、なんだか私も心地よくなってきて……。



いつの間にか、フワフワと夢の世界に引き込まれて行った。



   ☆   ☆   ☆


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