そして優しい嘘を言葉に
おじさんとおばさんを見ながら話をしていたけど、横から視線を感じて見て見ると、涼がいつもの包み込むような笑顔で私を見ていた。



なんだか懐かしいね、涼。

あれから、まだ約7ヶ月しか経っていないんだよね?



不思議な感じ。

涼とはもっと以前から一緒に居たような気がする。

今では、涼が居ない事が想像出来ない位、傍に居るのが当たり前になってしまった。



何度でも思う。

『涼、私と出会ってくれて、ありがとう』って……。



だから。



私は笑顔で再び、おじさんとおばさんを見た。


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