そして優しい嘘を言葉に
すると。
「『美雪の辛い思い出を、俺が楽しい思い出で塗り替えていってやる』って」
涼のその言葉に、ハッとした。
涼……もしかして……。
「来年のバレンタインからは、今のキスを思い出せよ?」
ああ、やっぱり……。
僚二からのバレンタインの告白が辛い思い出では無いけど……その後、毎年、僚二が居ないバレンタインが辛かった。
涼はそれに気が付いてくれたんだね?
だから、約束通り、私に新しい思い出をくれたんだ。
そう思ったら、さっきまでの恥ずかしさが薄れていった。
「『美雪の辛い思い出を、俺が楽しい思い出で塗り替えていってやる』って」
涼のその言葉に、ハッとした。
涼……もしかして……。
「来年のバレンタインからは、今のキスを思い出せよ?」
ああ、やっぱり……。
僚二からのバレンタインの告白が辛い思い出では無いけど……その後、毎年、僚二が居ないバレンタインが辛かった。
涼はそれに気が付いてくれたんだね?
だから、約束通り、私に新しい思い出をくれたんだ。
そう思ったら、さっきまでの恥ずかしさが薄れていった。