立花香織の友と家族



「一緒に帰ろうぜ!」


「大輝?」
「うん、そうだよ」
大輝、いいのなかな?
「別に、いいよ」
私がこう言うと、嬉しそうに笑った。
二人で並んで帰るのは好きだった。
一人より、心強いから。
「大輝、来てくれてありがとう」
「いいよ! 気にすんな!」
嬉しい。
そう言ってもらえると、凄く嬉しかった。
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