立花香織の友と家族
私は、そう言って、教室を飛び出した。

もう、嫌だ……。

どうして、こんな事になっちゃったの?

どうして?

私は何にもしてない……。

今まで、人間の血を吸った事なんてない。

なのに、どうして?

これじゃあ、ここにはいられないじゃない……。

本当に、もう、嫌だよ……。


「ねぇ、君さ、ヴァンパイアだよね? 僕は、ヴァンパイア鬼の一員なんだけど、しってるかな?」


「ヴァンパイア、鬼……」

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