*Flower*
『さよーならー。』
挨拶が終わり、各自親と帰った。
「美帆奈、また後でね♪侑と真菜もバイバーイ!!」
「うん。」
「じゃねー☆」
「明日ねー。」
もうお決まりの3人と別れ、鈴奈は親と帰った。
その目には希望と期待が満ち溢れていて、
怖いものも、不安もない。
どこからか自信さえ湧いてきた。
内臓が全て踊っているような興奮。
自然とニヤけるような喜び。
全ての神経が活発に動けと脳に命令しているようなやる気。
―――世界が輝いて見えた。