白虎連合Ⅲ
「帰って来たばっかりやのに疲れてないんすか?」
「大丈夫、てかわざわざ着替えたんや」
「当たり前っすよ!!!」
久しぶりに龍の後ろに乗り込み、風を浴びる。
ジャージ姿だった龍は、いつの間にか私服に着替えていて。
私は制服のままだけど。
そういや龍の私服も久々やなー。
「旅行中、何も無かった?」
「なんか下の族がゆいさんに頼み事あるとか」
「どーせバックとして動いてくれとかやろ」
「ですね」
北海道に比べて、地元は暖かい。
それになにも変わらない。
目の前には龍もいるし。
「なんか三日開いてるって感じしーひんな」
「俺からしたら長かったすよ!!!」
「はいはい」
本当は私にとっても長かったけど。
恥ずかしいから内緒にしとこ。
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