白虎連合Ⅲ
「うっわー!!!二人共何にも変わってないっすね!!!」
「ああん?」
「いや、ごめんなさい」
久しぶりに会った二人は本当に変わらぬまま。
そういえば最後に会ったんは英寿くんの誕生日ぶりやっけ。
「英寿くん、ここどーぞ」
「ん」
「ゆい俺はっ?」
「雄大くんは空いてるとこどーぞ」
「……………」
大きなテーブルを囲んで三人ずつ並んで座る。
英寿くん、私、紫織。
雄大くん、蓮、龍。
せっかく買った蟹やから、みんなで食べたくて。
だから我が恩師を呼んだわけ。
ちなみに、
「蓮!!!まだ野菜に手をつけんな!!!」
「ええー…」
「龍!!!お前もな!!!」
「雄大さんうぜぇ!!!」
雄大くんから離れたのは、うるさいくらいの鍋奉行だから。
龍、蓮、ごめん。
.