白虎連合Ⅲ





いつの間にか締めも終わり、英寿くんはその場に寝転ぶ。

仕方なく灰皿を床に置いてあげて。






「専門学校ってなんのっすか?」


「内緒」


「しかも家継ぐって…!!!」


「極道の仲間入りーっ」


「まじっすか!!!」






ゴクゴクと気持ちいい程ビールを飲む雄大くんは酔っているのか機嫌がいい。



ちなみにそんな雄大の父親はヤクザさん。

一度しか会ったことないけど。

見た目すっごい怖いです。






「あっ、もう酒ないっす」


「あたし買ってこよっか?」


「ほな俺も行ってきます」


「ん、頼む」






気が付けば、大量にあった酒は空になっていた。

紫織と蓮が立ち上がり、雄大くんに諭吉さんを貰って。



ま、近くにコンビニあるからいいけど。




気をつけてね。







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