白虎連合Ⅲ





「なんかいいね、こういうの」


「なにが」


「昔に戻った気分」






コト、とお茶を置いて英寿くんのタバコを一歩貰い火を付ける。



きっと私は今、心底安心していると思う。

だって信頼出来る人が二人ともいるから。





昔は、





皆で笑いあって、二人にもよく怒られた。

正直、二人が白虎動かしてくれたから楽だった。





「せやな、」


「俺も会えて嬉しいっす!!!」







今は私が白虎を動かしている。

誰も頼れない、私より上の立場の人がいない。





だから、今二人がいることが。






すごく楽。







.
< 110 / 358 >

この作品をシェア

pagetop