白虎連合Ⅲ






「おし!!!龍っ、俺が稽古つけたる!!!」


「はっ?!今からっすか?!」





突然雄大くんは立ち上がり、龍の二の腕を掴む。

本当に突然なので、全員目を丸くさせて。



てか、何故に今?!






「あ?なにお前?逆らうんけ?」


「いや、その、」


「お前も副総長なら強くなれ」


「雄大くんの稽古半端ないっすもん!!!」


「大丈夫、ゆいはそれを成し遂げたっ」






ズリズリと引きずられる龍は本当に犬みたい。

そしてそのまま二人は中庭へ。






「なんやアイツら」


「さぁ?」







結局、部屋に残ったのは英寿くんと私。




中庭から叫び声が聞こえたけど。




うん、気のせいかな。








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