白虎連合Ⅲ






「あー!!!ちょ、ゆいさん何処行くんすか?!」


「わかりません」


「犬邪魔や、どけ」


「はい?!」






早速キャンキャン吠える龍に見つかり、それを英寿くんは足蹴りする。

私はと云うと、ある意味冷や汗だらけで。



英寿くんの運転って、まじですか。







「んな雄大、龍を教育しとけよ」


「あいよー」


「ゆいさーん!!!助けて下さい!!!」


「うちも助けて」






ヒラヒラと雄大くんに手を振り、英寿くんもバイクに跨る。

そして、







「掴まっとけよ」


「ひっ…!!!」







バイクは発進した。









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