白虎連合Ⅲ








「うわっ、ゆいどしたん?」


「英寿くんに泣かされた」


「マジで?!」







家に帰ると、紫織と蓮は客間で寝ていて。

龍はお風呂に入っているらしく、居間にいるのは雄大くんだけだった。



直ぐに私の顔を見て、目が出るんじゃないかと思うくらいの驚いた表情。



そりゃ散歩っていって帰ってきたら泣いてるんやもんね。







「怖かったやろー?よしよし」


「おい、俺はいじめっ子か」


「可哀想ー、怪我無いか?」


「聞けや、コラ」






雄大くんに頭を撫でてもらったのはいいけれど。

なんか子供扱いなのは気のせい?



背後からは黒いオーラを感じるし。










「ゆいさん泣かされたって本間ですかぁああ!!!」







あー、ややこしいの来ちゃったよ。









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