白虎連合Ⅲ
「いや、ちょっと喧嘩しただけやから」
「喧嘩?!ゆいさんが泣くぐらい酷いこと言われたんすね!!!」
「英寿最低!!!」
「おっしゃお前ら今から外出ろ」
風呂から飛び出してきたのか、龍の体は未だ濡れている。
ギリギリズボンは履いているけど。
で、結局。
「ちょっ、英寿さん離して下さいよ!!!」
「な、仲直りしたんは分かったけどからかっただけやんけっ」
「五発殴って許したるわ」
「俺風呂入ったばっかりやのにー!!!」
騒がしい二人は首を掴まれ、そのままズルズルと中庭へ。
暫く叫び声が聞こえたけど。
うん、気のせいかな。
「あーあ、」
今日は寝て、また夜中から集会かな。
明日は久しぶりの学校やし。
修学旅行から帰ってきたばっかりやのに、このしんどさ。
よし、寝よっと。
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