白虎連合Ⅲ
「お前らウチの総長になにさらしとんねんコラァ!!!」
丁度睨み合ったとき、背後から聞こえた声に振り返る。
そこには騒ぎを聞き付けたのか、白虎の幹部候補と隊員達。
険悪な状況がさらに増す。
「あ、あんたらかて最低やんか」
「あぁ?!」
「関西最強の族が犯そうてするなんて…!!!落ちぶれたもんやな!!!」
「誰に向かって口きいとんじゃ我ぇ!!!」
隊員達とギャル達の口論は止まらない。
私はそれをただ傍観していて。
レイプ?
白虎の連中が?
それを指示したのが、うち?
アホか。
「あんたら、落ち着き」
「でも総長!!!」
「いいから」
私の言葉を聞くと、隊員達はギャル達から一歩下がる。
幹部候補は私の背後に立っていて。
溜め息をついた。
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