白虎連合Ⅲ
流石に学校を出る時間が早かったので、下校する生徒はいない。
電車に乗って、一つの場所を目指した。
「……………」
目的地に着いて、溜め息を漏らしながら鞄を持ち変える。
そして一歩、足を踏み入れた。
関西一不良高。
山城高校。
窓ガラスは殆ど割れてるし、グラウンドの脇にはバイクだらけ。
壁なんかスプレーで描かれすぎていて。
てか学校終わってないのに入っていいんかな?
ま、もう入っちゃってるしいっか。
それに今日色々あったから二人に会いたい。
「あっれー?可愛い女の子が何の用ー?」
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