白虎連合Ⅲ
「てか龍は一緒ちゃうんけ?」
「なんか寝坊してそのまま寝てるらしい」
「ふーん」
特に興味無さそうに深く寝転ぶ英寿くんはタバコを吸い出して。
雄大くんも向かいのソファーに座り、ニコニコ笑いながら数珠を見ていた。
私は私で立てて貰った英寿くんの膝を肘掛けにして。
「てか雄大くん、話ってなんやったん?」
持ってきたペットボトルのお茶を片手に頭を傾げる。
まぁこんな雰囲気じゃ重い話じゃないと思うけど。
話の見当が付かへんし早く聞きたい。
「最近な、お前の偽物がいるっぽい」
ふーん。
うちの偽物ね。
なるほどなるほど。
って、ん?
「ぶはっ!!!」
「反応おそっ!!!」
「おい茶かかったやんけ!!!」
「す、すみませ、」
偽物って…。
はい?!
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