白虎連合Ⅲ






結局パンクした私は英寿くんの足に寄りかかって。

よろよろとお茶を一口、口に含んだ。







「けどゆいの名前を使うってことは、わざとってわけじゃないやろなー」


「え?」


「しかも確実に悪い噂が広まるように仕組んでる」


「うん、」


「気をつけろ、これから色んな輩に絡まれんぞ」






一体誰がなんの為に。



嫌がらせ?

ただ好き勝手したいから?



それとも?







「とにかく、一人で行動すんのはやめとけ」


「う、うん」


「こっちはこっちで、偽物探すし」


「はい、」







勝手に名前を使い、白虎の名を汚す。

以前ギャル軍団がしたことは桁違いで。



全く持ってめんどくさい。








「とにかく、そのクソ女探して捕まえなな」








嫌な予感がするのは。




きっと、気のせい。








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