白虎連合Ⅲ
昼になって、財布を持ち購買に向かう。
痛い視線を感じるけど、いちいち気にしてられんし。
喧嘩売るならどーぞ。
「で、ギャル軍団はあれから何か言ってきた?」
「その偽物に会った彼氏に会った」
「えぇ?!」
「で、寝取ったんがうちじゃないってなって混乱してたわ」
お金を渡し、パンを受け取る。
紫織もパンを買ったことを確認すると人混みから抜け出した。
まぁギャル軍団に分かってもらったからって何も変わらんし。
偽物早く捕まえたいわ。
「ゆいさんっ、飲み物……いでっ!!!」
「あ、ごめん」
更には気を張り過ぎて、背後から声を掛けられたら殴ってしまう始末。
すぐに謝りながら、倒れ込んだ龍の頬をペチペチと叩いたけど。
あーあ、やっちゃった。
.