白虎連合Ⅲ






「え?」







屈んだ瞬間に大きな割れる音。

パラパラと落ちてくるのは間違いなくガラスで。





「え?なに?」


「外から何か投げられた?!」






当然、私達三人は目が点。

っていうか全員が点。






割れた窓ガラスから風が入ってきて、破片がそこら中に入ってきてる。

そして破片と一緒に入ってきたのは大きな石。



確実に私がいた場所。






「ゆい大丈夫?!」


「う、うん」


「怪我ない?!」


「大丈夫、」






紫織と悠介は心配してくれるけど。

私の心臓は止まらない。




今、そこに居たままやったら。

携帯落としてなかったら。




今頃…。











「華風ー!!!出てこいやーコラァ!!!」








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