白虎連合Ⅲ





突然割れた窓から怒鳴り声が聞こえて、体を起こす。

外を見ると、私は目を見開いた。






グラウンドには族、族、族。






それも一つじゃない。

有り得ないくらい。

エンジン音が半端ない。





全ての教室から生徒は飛び出し、なんだなんだとグラウンドを見つめる。

勿論私と紫織、悠介も。



そして、








「聞こえとんのか華風!!!我出てこいや!!!」








皆の視線は一気に私へ。




華風。

華風って。

間違いなく私ですよね。





うわ、面倒くさっ。









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