白虎連合Ⅲ






グラウンドに鈍い音が響き渡る。

と、共に呻き声が聞こえて。




窓から見ている生徒は目を塞いだり、逆に見開いたり。

龍や蓮、隊員達は族を睨んだままだった。







「そんだけ全員で来たらびびると思ったんけ?」


「ひっ…!!!」


「残念、そんなんでいちいち怖がってられないんすよ」






白の特攻服と白の木刀。



白いお陰で付着した血がよく映える。

頬にも返り血が着いていて。







「お前らのケツ持ちは今日を持って終了」


「えっ?!」


「当たり前やろ、んで迷惑料頂くから」


「ちょっ…!!!」


「なに?なんか文句ある?」






見下し、倒れ込んだ一人の総長の上に座り込む。



そして笑った。








「白虎隊員一人×二万で許したるわ」







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