白虎連合Ⅲ
「修学旅行、楽しみやねーっ」
「何処行くんやろ?」
「北海道ちゃう?」
駅に向かいながら、のんびりと歩く。
時間はお昼やし、なんかまったりするなぁ。
「龍くん、淋しがるんちゃう?」
「流石に大丈夫やろー」
「いやー、わからんよっ」
「うーん」
確かに、私が居なくなるって事は龍は一人っきりになると云うこと。
私は家族同然やし。
まぁ一応蓮もおるしね。
「絵里って子、もうなんもしてこーへんかな」
ふと、紫織は小さく呟く。
私はなんとなく空を見上げて。
「どうなんやろな」
同じように呟いた。
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