白虎連合Ⅲ






「ほら龍、こっちおいで」


「あーづーいー」


「はいはい」






流石にそのままにしておくわけにもいかず、腕を引っ張りズルズルとベンチへ。

特攻服は砂だらけなってるけど仕方ない。



まぁうちらは夜行動ばっかりやから昼の暑さは苦手なんよね。

てか学校でも特攻服着る必要ある?




うん、無いな。







「皆脱いでいいよ」


「でもゆいさんも着てるし、」


「学校では脱ぐことにした」


「わかりましたっ」






全員一斉に特攻服を脱いで、ジュースを一口。

あー、やっぱり涼しいな。







「早く偽物見つかるといいねー」


「本間それ」






大体こんな暑い思いしてんのも偽物のせいやし。



これも作戦?

な、わけないか。






ふー、涼しっ。







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