白虎連合Ⅲ






「夜中の暴走まで時間だいぶあるけど、どうする?」


「一回帰ろっかー」


「せやね、」






まだまだ時間は夕方過ぎ。

ファミレスで時間潰すのもしんどいし。



一回帰ってまた合流しよかね。






「てか紫織ももう白虎の一員やね」


「まじでっ?!いやーんっ!!!」


「流石白虎幹部の彼女」


「えへへーっ」






ファミレスから出ると、空は夕焼け。

夏前はやっぱり太陽が沈むのが遅くて。








「ほなまた後でね」


「はーいっ」







手を振り、お互いの家に向かう。

それを紫織も手を返してくれて。











最後に別れたのは私。








ちゃんと家まで送ればよかった。

後悔なんてしても遅いのに。









偽物は、直ぐ近く。










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