白虎連合Ⅲ






「ゆいー!!!起きろー!!!」


「ちょっ!!!寿さん!!!あんたうるさいっすよ!!!」


「………………」


「なにがやねん!!!普通に起こしてるやんけ!!!」


「だーかーら!!!病室やねんから小さい声で起こしたらいいじゃないっすか!!!」


「両方うるさいわボケェ!!!……いたっ!!!」






ガバッと布団から体を起こし、二人の頭を殴る。

すると二人は目を見開いていて。



あかん、肋骨折れてんの忘れて叫んでもうた。

いたた…。







「ゆいさん起きました?!この人が本間うるさいから!!!」


「お前かてうるさかったやんけ!!!人のせいにすんなや!!!」


「だから!!!そんなデカい声出さんでも聞こえるんすよ!!!」


「はぁー?!何処がデカい声やねん!!!」






うん、だから両方うるさいから。

せっかくいい夢見てたのに。



眉間に皺を寄せ、携帯を開けて時間を見る。

時刻は朝10時。





眠たっ。









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