白虎連合Ⅲ





窓から風が入ってくる。

カーテンがユラユラと揺れた。






「これからは何かあったら直ぐ言って下さいね」


「うん、」


「俺かて副総長なんすから」






龍の言葉に小さく頷く。

いつの間に成長したのか、全然知らなくて。

龍が少し、大人っぽく見えた。





寿は窓の所でタバコを吸っている。

龍はベッドの脇に座り特攻服を脱いで。








「英寿さんに負けてらへんし」


「え?」


「いや、なんでもないっす」







呟いた龍の言葉は上手く聞き取れなくて、頭を傾げたけど。

結局教えて貰えず。



なんなんや?











「ゆーいー!!!!」








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