白虎連合Ⅲ






「よーっすっ、見舞いに来たったぞー」


「あー疲れた」


「雄大さん、英寿さん、お疲れっす」


「ん?なんでゆい死んでるん?」


「……………」







ガサガサとコンビニ袋を持った雄大くんにツンツンされて。

英寿くんはソファーに座り、紫織もだいぶ落ち着いたみたい。

寿と龍もまた口喧嘩が始まり。




で、私はと云うと。







「なんやねん起きてるやんけー、ゆい見舞い来たったでっ」


「……………」


「脇腹にドロップキックしたろか?」


「わざわざ…ありがとうございます」






雄大くんに脅されてます。



脇腹痛いねんし、ちょっとぐらい無視したっていいやないかい。

てか英寿くんといい、雄大くんといい。



死ぬから、マジで。







「雄大、そこはやっぱり飛び蹴りやろ」


「いやいやドロップキックやって」


「ちょ、!!!俺の妹になにしようとしてんすか!!!」


「だから!!!寿さんいちいち声でかいですって!!!」


「ゆいー!!!うわあぁん!!!」







うん。



もう好きにして下さい。







.
< 252 / 358 >

この作品をシェア

pagetop