白虎連合Ⅲ





いきなり大きな声を出したと思うと、まさかの発言。



びっくりして思わず顔を上げる。

するとそこには笑顔の寿がいて。







「だーかーら、俺がおとんの代わりに学校行くって」


「いや、それだけは勘弁…」


「遠慮すんな!!!」


「遠慮してないんすけど、」







寿が?

寿が保護者代わり?



めっちゃ注目されるやん!!!






「やし、空いてる日教えるから紙に書けよっ」


「いや、あの、」


「ほな俺風呂入るから、じゃーなー」


「えぇ?!」






一人で納得し、一人で解決した寿は風呂場へと消えて。

私はただ、混乱するばかり。






まじで?







まじっすか?!








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