白虎連合Ⅲ






終業式も終わり、教室に戻って。

またまた担任からの話を聞いて、学校は終わり。




なんかもう、一年の半分過ぎてんな。

色々あったから早い気がする。



英寿くんから受け継いだ総長も早四ヶ月。

短い、けど長い。




うちの総長もいつまで続くかな。







「紫織、帰ろっか」


「うんっ」


「ゆいちゃんバイバーイ」


「バイバイ」


「一応水嶋も」


「ムカつくっ!!!」






久しぶりのやりとりは、なんだか笑える。

笑い合い、悠介に手を振って。




教室を出ると、さり気なく皆道を開ける。

それももう、いつもの事。




うん、やっぱりこの学校の頭はうちなんかな。





ま、どうでもいいや。








.
< 292 / 358 >

この作品をシェア

pagetop