白虎連合Ⅲ
インターホンを押して数分後。
ガチャッと扉を開けたのは間違いなく龍で。
「…すんませんけど、新聞は断ってるんで」
「誰が新聞屋やねん」
「…ヤクルト?」
「誰がヤクルトのおばちゃんやねん」
「…ゆいさん?」
「あんた絶対今寝ぼけてたやろ」
目は若干ボーとしてるし、金髪の髪にも寝癖。
寝間着の黒いジャージもよれてる。
うん、絶対寝てた。
「え?いきなりどうしたんすか?」
「英寿くんからメール来たやろ、雄大くんの誕生日祝い此処でするって」
「……………」
「見てないやろ」
「はい、」
「ほら、とりあえず入るからね」
未だに混乱している龍を中に押して、中に入る。
靴を脱いで、廊下を歩いてリビングに向かって。
すると中は、
「なんやこれ」
ぐちゃぐちゃ。
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