白虎連合Ⅲ






インターホンを押して数分後。

ガチャッと扉を開けたのは間違いなく龍で。





「…すんませんけど、新聞は断ってるんで」


「誰が新聞屋やねん」


「…ヤクルト?」


「誰がヤクルトのおばちゃんやねん」


「…ゆいさん?」


「あんた絶対今寝ぼけてたやろ」






目は若干ボーとしてるし、金髪の髪にも寝癖。

寝間着の黒いジャージもよれてる。



うん、絶対寝てた。






「え?いきなりどうしたんすか?」


「英寿くんからメール来たやろ、雄大くんの誕生日祝い此処でするって」


「……………」


「見てないやろ」


「はい、」


「ほら、とりあえず入るからね」






未だに混乱している龍を中に押して、中に入る。

靴を脱いで、廊下を歩いてリビングに向かって。



すると中は、








「なんやこれ」








ぐちゃぐちゃ。








.
< 306 / 358 >

この作品をシェア

pagetop