白虎連合Ⅲ
「ぬあー!!!紫織さんに負けた!!!」
「龍くん弱っ!!!」
「龍弱っ」
なにやらゲームは盛り上がってるらしく、参加することを諦め傍観する。
雄大くんは雄大くんで、幹部候補に絡んでるし。
うん、熱気むんむん。
「暑いねー」
「クーラーめっちゃ掛かってんぞ」
「え?」
暑い。
けど皆は涼しそう。
頭もなんかフワフワするし。
無性に笑えてくる。
「ちょ、うちも酎ハイ飲むーっ」
「あかんっつってるやろ」
「やーや!!!」
「お前酔っ払ってるやろ」
「じゃあ英寿くん、だっこして?」
「はぁ?」
酎ハイを取られてしまっては仕方ない。
で、笑顔を振りまきながら手を広げて。
英寿くんは意味分からん、って顔してるけど。
え?なんかおかしい?
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