白虎連合Ⅲ
、のも束の間。
「ゆいさん何やってんですかー!!!!!」
「龍はーなーしーてー!!!」
「嫌っすよ!!!ゆいさんが離したら離します!!!」
「雄大くん!!!助けて!!!」
「頑張れー」
「…ジャージ伸びる」
龍は力ずくで私の胸下に腕を回し、引っ張る。
私は英寿くんの体にしがみついて。
雄大くんはヒラヒラと手を振るながら笑って見守り。
英寿くんはジャージの心配をしながら、げっそり。
ていうか、英寿くん以外酔っ払いやし。
「……龍」
「はい?!」
「今、何処触ってる?」
「え?……あ、」
私の言葉の意味が分かったのか、龍の顔は真っ赤に変わる。
他の皆は目を見開いていて。
勢い余って龍が掴んだ場所。
それは胸下じゃなくて、
胸。
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