白虎連合Ⅲ






「ゆいー、髪やったげるっ」


「ありがとう」


「髪型お揃いでもいいー?」


「お揃いがいい」


「了解っ」






私はストレート、紫織は巻き髪の髪を高く横でくくる。

ヘアゴムもちゃんと見えないように隠して。



うむ、流石紫織。

着替えた水着とよく合う。





ちなみに紫織の水着は白で、黒のドット入り。

私の水着はピンクで白のドット入りで。



これまた色違いのお揃いっていうね。







「ゆいー、紫織ちゃん着替えたけー?」


「うーん」


「はーいっ」






雄大くんの声が扉の向こうから聞こえて返事をする。

パーカーを羽織い、短パンを履いて。



ま、後で脱ぐけどね。






後は小さなバックに荷物を詰め込めるだけ、と。

財布に携帯、カメラ。




これだけでいっか。








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