白虎連合Ⅲ
で、結局。
「紫織ちゃん、俺は嬉しいねん」
「は、はぁ」
「ゆいはほら、女友達おらんかったから紫織ちゃんがいることで心底安心してるわけよ」
「は、はぁ」
「まぁ何が言いたいかというと、ゆいを心配している俺は素敵ってことやな」
「ちょ!!!俺の彼女に何してんすか!!!」
部屋に戻っても日本酒を飲み続けた雄大くんはベロベロです。
うん、ていうか。
「寿ー、俺もう飲めへんて」
「はぁ?!飲め!!!吐くまで飲め!!!」
「英寿さん!!!俺は英寿さんにっ、ヒック、決闘を申し込みます!!!」
「面倒臭いし眠い」
皆ベロベロ。
せっかく女将さん達が布団敷いてくれたのに。
あーあ、ぐちゃぐちゃなってるよ。
ま、他の三つの部屋は綺麗なままやし。
うちは絶対この部屋で寝んとこ。
そして絶対雄大くんの近くには座りません。
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