白虎連合Ⅲ





時刻は夜中二時。



潰れた雄大くんは寝ているし、英寿くんも龍に未だに絡まれていて。

紫織と蓮はもう寝に行ったし、寿と悠介も何処かに遊びに行ってしまった。



うん、うちも寝よ。






「英寿くん、お休みー」


「ん、俺も寝るわ」


「英寿さん!!!俺は英寿さんに勝ちたいんすよ!!!」


「うるさい」


「いでっ!!!」






結局ど突かれている龍を置いといて。



英寿くんに手を振り、部屋を後にする。

そして空いている部屋に入り、敷いてある布団に寝転んだ。



二組敷かれた布団を独り占め出来るなんて。

最高やね。







「あー、疲れた」







電気を消すと、部屋の中は真っ暗。

でも、月の光に照らされて。



うるさかった声が静かになる。

きっと英寿くん達も寝たんかな。





よし、早く寝よっと。








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