白虎連合Ⅲ






いつの間にか体育館には全校生徒が集まり、クラス事に並ぶことに。

そして早速校長の長い話が始まって。







「えー、三年生は進路に励んで…二年生は不正を行わず」







あれか、校長の頭の中には話のレパートリーが少ないんかな。

何回も聞いたけど、その話。






進路、ね。








「ん?」








なんとなく二年生の列から騒がしいのが聞こえ、視線を変える。

そこには頭にタンコブを作った龍と、それを見て笑っている蓮。







「白咲!!!橘!!!静かにしろ!!!」


「ああ?」


「黙れハゲ」







新副総長と幹部は今日も元気らしい。



それを横目に私は大きな溜め息を吐いて。

ま、いっか。






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