白虎連合Ⅲ
「ん、」
朝起きて、目の前には天井。
窓から漏れる光はまだほんの少し暗くて。
上半身を起こそうと体に軽く力を入れる。
けどそれは叶わなかった。
「お、おも…」
左には紫織、右には龍。
二人の腕がガッチリ私の上に乗っていて。
「龍ー、起きて」
「んー?」
とりあえず龍から退いてもらおうと体をユサユサと揺らす。
うねり声と共に目を開けて、目が合った。
、と。
「ゆいさーん…」
「わっ…!!!」
再び押し倒されて上に半分乗られた状態。
しかも首に腕を絡められて、顔の横には龍の顔。
って重い!!!
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